Proxmox7.3-4 から 7.3-6 へ更新したらLinux系仮想マシンが起動しない

Proxmox7.3-4 から 7.3-6 へ更新

いつものように、アップデート ⇒ アップグレード を実行して、Proxmoxのバージョンアップを行った。
特に仮想マシンは停止させず、バージョンアップ事態も問題なく完了しました。
しばらくして、念のため仮想サーバー自体(Proxmox)も一度再起動しておくか~と、再起動させました。

再起動させたら、Linux系の仮想マシンが起動しなくなった。。。

再起動後に、これまで仮想サーバーで起動させていた、仮想マシンをいくつか起動させます。
そこでWindows系の仮想マシンは特に何の問題もなく起動しましたが、このブログを稼働させているUbuntuサーバも起動しないことに気づきました。。。

「watchdog: BUG: soft lockup – CPU#3 stuck for xxs! [swapper/3:0]」と出続ける

「watchdog: BUG: soft lockup – CPU#3 stuck for xxs! [swapper/3:0]」というメッセージが出続けてしまい、一行に起動してくれません。

幸い仮想マシンのバックアップがあったので、以前の起動実績がある状態に戻してみましたが、まったく同じ状況で起動しない。。。
「起動実績があるイメージなのに起動しないのはおかしい」と思い、別のLinux系の仮想マシンも起動を試みてみましたが同じ状況。。。
結局はUbuntu等Linux系の仮想マシンが悉く起動しない状態になりました。。。

原因が判明!SCSIコントローラが「既定 (LSI 53C895A)」になっているのが原因だった

コンソールに出続けていたメッセージに関して、いろいろと調べてみましたが、有効な情報は見つかりませんでした。

問題切り分けのため、新規でUbuntuの仮想マシンを作成して、起動させてみたところ問題なく起動することが確認できました。※Proxmox7.3-6でLinuxが全てNGと言う訳では無いことに気づく

ここで、新規作成して起動できた仮想マシンと、起動しないLinux系の仮想マシンのハードウェア構成の設定を眺めていたところ、起動できる仮想マシンはSCSIコントローラが「VirtIO SCSI single」になっているのに対して、起動できない仮想マシンは「既定 (LSI 53C895A)」になっていることに気が付きました。

このため、起動できなかった仮想マシンのSCSIコントローラを「VirtIO SCSI single」に変更してみたところ、無事起動できるようになりました。
また、ほかのNAS用のLinux系仮想マシンも同様に起動できることが確認できました。(本当に良かった。。。orz)

一時はどうなることかと思いましたが、無事に起動できるようになって良かったです。
まさか、Proxmoxをバージョンアップしたことによって、これまで起動できていた仮想マシンが起動できなくなるとは思ってもみませんでした。
バージョンアップしたことによって、仮想マシンのハードウェア構成が変更されてしまったのか?元の構成にイマイチ確証が得られないので何ともです。。。
※バックアップを戻してもNGだったことを考えると、仮想マシンのプロファイルの読み込み方が変わったのかもしれませんね~?

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